神モチベーション 要約
【モチベーションが出ない人必見】
私たちは誰しも経験したことがあるでしょう。
ある日突然「よし、頑張るぞ!」と思い立ち、
新しいことを始めるものの、
数週間もすれば熱が冷め、
いつの間にかソファで
だらだらと過ごしている自分がいることを。
──アニメ「ブルーロック」を見た夜、
あなたは決意する。
「オレも、何かを極めたい」と。
だけど1ヶ月後、気づけばまた、
ソファでスマホをいじっている。
なぜ、あんなに燃えた気持ちは消えたのか?
そんな一時的なモチベーションではなく、
持続可能なモチベーションを手に入れる方法が
あるとしたら、
あなたは知りたいと思いませんか?
この記事では、『神モチベーション』という本を
参考に、
あなた自身で
モチベーションをコントロール
できるようになるための方法を解説します。
読み終えた後、あなたはモチベーションを
目次
モチベーションが出ない、続かない本当の理由
モチベーションを上げると言ってもいくつか方法があります。
その中で自分に合っていない方法だと、
一時的にモチベーションが高まっても、
継続しないことが多いです。
モチベーションを上げる方法は
一般的に次の3つに分類されます:
-
ハイモチベーション法
これは最初に猛烈に気合を入れる方法です。
大声で叫んだり、
モチベーション動画を見たりして自分を奮い立たせます。
脳が興奮状態になるため、
一時的には非常に効果があるように感じられます。
一見、完璧に思えるこの方法──。
しかし!
実は、とんでもない罠が潜んでいるのです。
脳は興奮状態が続くと自動的に冷却モードに入り、
その反動でモチベーションが急降下してしまうのです。
短期的には効果があるかもしれませんが、
長続きしないため、
あまりお勧めできません。
-
アクティブモチベーション法
「まず行動し、行動しているうちにやる気が出てくる」
というアプローチです。
科学的には正しい方法で、
行動することで脳の偏桃体が活性化し、
やる気ホルモンが分泌されます。
ただし、
最初の一歩を踏み出すことが非常に
難しいという弱点があります。
「分かっていても動けない」という状態に陥りやすく、
継続して実行するためには
超人的な意志力が必要になることがあります。
この方法が得意な方は以下の記事がおすすめです。↓
そこで3つ目の方法です。
-
ギャップモチベーション法
理想と現実の差が、「やらなきゃ!」って気持ちを
勝手に生み出してくれるんです。
例えば、重要なテストの日に寝坊してしまい、
電車の出発まであと5分しかない状況を想像してみてください。
あなたは特に「よし、走るぞ!」と意識せずとも、
自然と全力で走り出すでしょう。
この方法の素晴らしい点は、
あなたの意思に関係なく、
脳が自動的に行動を促すことです。
ただあなたは今、ただの背水の陣じゃないか!
って思ったかもしれませんが少し違います。
実は自分を実際の窮地に追い込まなくても、
このメカニズムを活用することができるのです。
神モチベーション術:
ギャップモチベーション法の実践
ギャップモチベーション法の本質は、
理想と現実の間にギャップを作り出すことにあります。
脳はこのギャップを感じると、
それを埋めようとして自然に行動を起こします。
では、このギャップを
どのように作り出せばよいのでしょうか?
効果的なギャップを作るための鍵は
「理想」の作り方にあります。
ここでは「未来記憶」と
「過去記憶」という二つの技術を使います。
未来記憶を活用する
未来記憶は、簡単に言えば「戦略的な妄想」です。
ただし、ただぼんやりと想像するのではなく、
以下の4つの要素を意識的に取り入れることが重要です:
サッカーを例にとってみます。
- イメージ:視覚的に鮮明に想像する
(例:サッカーの試合で点を決める姿) - 音声:聴覚的な要素を加える
(例:チームメイトや応援の声、自分の歓声) - 感情:その状況で感じる感情を体験する
(例:達成感、喜び、興奮) - 動作:身体的な動きを想像する
(例:ガッツポーズ、チームメイトとのハイタッチ)
例えば、
あなたが高校サッカー部の2年生で、
現在はベンチ入りしているものの、
夏の大会では試合に出場したいと考えているとします。
今は春です。
未来記憶を使うなら、こう想像します:
「夏の大会当日、あなたは試合に出場しています。
汗をかきながら懸命にプレーし、
チャンスが来たときにボールが自分のところに来ます。
そして、ボールを受け取ったと同時に、
過去の努力が走馬灯のように脳裏をよぎります
—部活後の最後まで残った個人練習、
雨の日の走り込み、家での筋トレ—
そしてシュートを放ち、
ゴールが決まった瞬間。
チームメイトがあなたのもとに駆け寄り、
可愛いマネージャーがあなたの名前を叫び、
試合に勝利したことを喜び合います。
あなたは思わず叫び、ガッツポーズをし、
チームメイトと熱いハグを交わします。」
このようにリアルに想像するだけで、
サッカーをやりたいという気持ちが湧いてきませんか?
これがソファでだらけている現実の
自分とのギャップを生み出し、
脳が自然と行動を促すのです。
未来記憶を効果的に活用するポイント
- 可能な限り声や動きを伴うこと
(実際にガッツポーズをしながら「よっしゃ!」と声に出す)
- ある程度現実味のある想像をすること
(いきなりワールドカップ優勝ではなく、
自分の現状から少し先の達成可能な目標をイメージする)
過去記憶を活用する
過去記憶は、
実際に体験した成功体験を理想として活用する方法です。
例えば、あなたは高校3年生サッカー部で、
昨年は努力の甲斐あって試合に出てゴールを決めましたが、
今年はなんとなくだらけてしまい、
後輩にレギュラーの座を奪われそうな状況だとします。
このとき、過去の成功体験を思い出します:
「昨年、部活後に残って練習し、
雨の日も走り込みを続け、
家でも筋トレに励んだ結果、
試合に出場してシュートを決めることができた。
そんな過去の自分と比べ、今はソファでだらけている。
このままでは後輩にレギュラーを奪われてしまう。」
この「過去の成功した自分」と
「現在のだらけた自分」の
ギャップが、
行動を促す原動力となります。
ただし、過去記憶の弱点は、
実際に成功体験がないと使えないことです。
だからこそ、様々なことに挑戦し、
小さな成功体験を積み重ねていくことが重要なのです。
けど、そもそもモチベーションを高めても
目標の立て方が悪いと結局上手くいきません。
なので最後は目標の立て方を扱っていきます。
正しい目標の立て方
どれだけモチベーションを高めても、
目標設定が間違っていては成果につながりません。
多くの人が陥る
目標設定の3つの落とし穴を避けましょう:
- 目標が高すぎる
目標が現実離れしていると、
「どうせ無理だ」と心が折れやすくなります。
理想的なのは、現状より10%程度高い目標を
設定することです。
例えば、月収20万円なら、
いきなり30万円ではなく、
まずは22万円を目指しましょう。
そうすれば、副業を始める、資格を取る、
出費を2万円減らすなど、
具体的な行動が見えてきます。
- 目標が曖昧
「大金持ちになる!」のような漠然とした目標では、
何をすべきか明確になりません。
数値化することで目標は具体的になりますが、
次の注意点も考慮する必要があります。
- 物質的な報酬だけを追う
これが要注意!
アメリカのノックス大学の研究によると、
目標設定において人々は次の2つのグループに
分かれることがわかっています:
- お金や物品を目標にするグループ
(例:売上100万円達成) - 物質より気持ちを重視するグループ
(例:100人のお客さんを笑顔にする)
研究では6カ月後、2年後、12年後の
充実感や幸福感を追跡調査しました。
その結果、お金や物品を求める前者のグループは、
目標達成に関わらず時間とともにやる気を失っていました。
対照的に、他者貢献を
重視した後者のグループは、
時間経過とともにやる気が増していったのです。
さらに興味深いことに、
物質的目標を達成した人でも幸福感は低下し、
反対に数値目標は達成できなくても、
誰かの役に立てたという実感がある人は
幸福度が高まっていました。
つまり、例えばあなたが
「お金持ちになりたい!」と思うなら、
「家族を半年に一度、
国内旅行に連れていけるくらいの収入を得る」
(半年で20万円くらいを
余剰で稼げばいいのかな)
というように、
誰かのためという要素を含み、
明確で、かつ達成可能な目標に設定することが
大切なのです。
今回要約した本は、より具体的にモチベーションを
上げる方法を書いています。この記事を読んで興味が湧いたら、
下のリンクより、ぜひ本書を読んでみてほしいです。
モチベーションは人生を大きく変えます。
神モチベーション 「やる気」しだいで人生は思い通り
まとめ:モチベーションを持続させるための
実践ステップ
ステップ | 内容 |
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自分に合ったモチベーション法を選ぶ | ・短期勝負 → ハイモチベーション法 ・習慣あり → アクティブモチベーション法 ・長期目標、新習慣 → ギャップモチベーション法 |
ギャップモチベーション法を実践 | ・未来記憶=理想の未来を鮮明にイメージ ・過去記憶=成功体験とのギャップを感じる |
効果的な目標設定 | ・現状+10%の目標を立てる ・具体的な数値を設定 ・物質的報酬+誰かのための要素も加える |
モチベーションは一時的なものではありません。
正しい方法で管理すれば、目標達成はぐっと近づきます。
──未来のあなたは、今日のあなたに感謝するかもしれない。
さあ、まずは妄想から始めよう!