本当の自分がわからない人へ|成長マインドセットで“自分迷子”を抜け出すために。

アイキャッチ 自分とのつながり

本当の自分が分からない。
こんな悩み、私のLINEに良く届きます。

最初に伝えておきたいことがあります。

本当の自分がどうかではなく、
本当の自分がどうありたいかを考えろ

どうしていけば、「本当の自分が分からない」という悩みに寄り添えるか、
私の体験や心理学の知見を基に記事を書きました。

あなたの悩みに寄り添えますように。

この記事で分かること

本当の自分はないって?
成長マインドセットと固定マインドセット
どう考えていけばいいの?

1. 「本当の自分がわからない!」と叫ぶ自分探しするあなたに意外な答えを。

section1

「なあ、“本当の自分”って、どこにいるんだろうな?」
とある深夜、こんな悩みが届いた。

たぶん、これを読んでいるあなたも、
似たようなことを考えたことがあるんじゃないだろうか。

相談者の名前を自分探しをしているから、「自分探し君」としておこう。
彼は昔から「いい人」だった。

誰にでも丁寧で、誘われれば断れず、学校でも「気がきくね」と褒められていた。
ただ、そのぶん家ではぐったりしているらしい。

「最近、自分が“誰かの理想像”みたいになってて、本当の自分が分からなくなってきたんだよね……
「俺、ほんとは、こんなに優しくないかもしれないのに」

……わかる。
私もそうだったから。

「いい人でいよう」と頑張るうちに、気づいたら“自分らしさ”がどっか行った。
なのに、「じゃあ本当の自分って何?」と考えたら、これまた分からない。
自己啓発本を読んでも、「情熱を見つけろ」「やりたいことを探せ」って言うけど、
そんなのとっくに探したわ!見つからんから悩んでんだよ!

そこで私は、自分探し君にこう言った。
「なあ、“本当の自分”って考えても答えは決まらないよ

こんなことを言ったら戸惑うかもしれませんね。
でも実は、
「本当の自分とは何か?」
という問いは禅問答であり、修行僧が修行として悟りを開くために行われる問なんです。

つまり、一般人である私たちが考えたところで、答えは出ない!
出たとしても、また時間がたてば迷う。(実体験)

でも答えが出ないとモヤモヤしますよね。そこで、私の出番です。
この悩みを半分くらいにしてみせます。

「自分らしさ」や「本当の自分」を固定しようとすることが、
そもそも苦しさの原因になっている。

2. 成長マインドセット。「“本当の自分”はどこかにある」というのは幻想です。

section2

「でもさ、やっぱり“本当の自分”って、どっかにある気がするんだよなあ……
自分探し君が、少し納得いかない様子で言う。
「例えば、俺さ、小さい頃から“優しいね”って言われ続けてきたからさ、
それが“自分らしさ”だと思ってたんだよね。
でも最近、めっちゃ人にイライラすること多くて……
こんな自分、ほんとに“自分”なのかなって」

それ、すごく分かる。

優しさって、誰かの期待に応えてるうちに、自分のアイデンティティみたいになってきますよね。

でもね、それって本当の自分じゃなくて、
過去のある時点でうまくいった自分の姿ってだけ。
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ここで、ちょっとタイムスリップしてほしい。
1年前のあなた、
5年前のあなた、
中学生のあなた、
小学生のあなた。
……全部、少しずつ違うでしょ?

私なんて、1年前に好きだった服ですら今年は着なくなってしまったし、
5年前に夢中だったサッカー、もうやってない。

中学生の時は「学校で目立たないように」が自分だったし、
今は「もっと自分を出したい」とか思ってる。
つまり、「自分」って、ずっと変わり続けている存在です。
________________________________________
「でも、それって“ブレてる”ってことじゃないの?」
と、自分探し君がいいました。

いやいや。逆です。
変わることが、“本来の人間らしさ”なんだよ。
むしろ、「俺はこういう人間だから」って自分を固定しようとする方が、よっぽど不自然。
それ、心理学で言うと「固定マインドセット」ってやつだよ。

固定マインドセット vs 成長マインドセット

固定マインドセット:「本当の自分はこうだ」と決めつけてしまう。変化に弱い。

成長マインドセット:「自分は変わっていける」と柔軟に受け止める。変化を味方にする。
比較

“本当の自分”を探し続けて、ガチガチに自分像を固めるのって、
動くジェンガの上に、理想の城を建てようとしてるようなもの。

そのうちグラグラして、全部崩れて、「私って何!?」って叫ぶことになる。
……いや、それ、私の昔の話ですけどね。
________________________________________
というわけで、結論です:

“本当の自分”は、どこかに“ある”んじゃなくて、
今も変わり続けてる“プロセス”

3. 変わり続ける自分だからこそ、「どんな自分に変わっていきたいか」を選んでいい

section3
「でもさ、“変わり続けるのが本当の自分”なら、じゃあ……どう変わればいいの?」

自分探し君がぽつりとこぼしたその言葉に、私は少し黙ってしまった。
簡単に答えられることじゃなかったから。
でも、だからこそ、今の私が言葉にできることを、丁寧に渡したいと思った。

“人は変わっていく”。だからこそ。

人は変わっていく。だからこそ、こう考えてみてほしい。

どんな自分に変わっていきたいかを、自分で選んでいい。

たとえば——
「優しくて、親しみやすい人になりたい」
そう思うなら、目指してみればいい。

たとえ、今の自分が冷たく感じても、イライラしやすくても、

そんな“今の自分”に縛られなくていい。
変わっていける。

その権利は、誰にでもある。

「本当の自分」に、縛られなくていい

私たちはよく、
「本当の私はこうじゃない」
「これは無理してる自分だ」
そう言って、自分の可能性を止めてしまう。

でも、それって本当に“本当の自分”なんだろうか?

昔の私も、「人と仲良くしたい」と思っていた。
でも、実際にはすぐ疲れてしまって、
「やっぱり私は一人が楽なんだ」、
本当の自分は一人が好きなんだ、と思い込んでいた。

だけど今思う。

それは、本当の自分じゃなくて、そのときの自分だったんだ。

「なりたい自分」が難しいこともある。それでも、選べる

なりたい自分があっても、
そこへ向かう途中で、苦しくなることがある。
向いてないのかもしれない。

無理なんじゃないか。
思ったよりしんどいな……って、思うことがある。

だから、一回立ち留まるといい。

その後、また辛い道を進んでもいいし、
方向を変えてもいい。

私は、辛くても進むことが多いです。

私はずっと、人と関わるのが得意じゃなかった。

でも、
「もっと優しくなりたい」
「みんなと笑い合える自分でいたい」
そう願って、“いい人”を演じていた時期がある。
優しくふるまって、気の利いたことを言って、
面白くて、明るくて、誰からも好かれる存在になりたかった。

でも、
家に帰ると、どっと疲れて、
「これ、本当の自分なのかな」ってベッドの天井を見上げてた。

たぶん私は、人にやさしくすることに、向いていなかったのかもしれない。
でも、それでも、「そうなりたい」と思ったから、やってみた。

最近は優しい、明るいと言われることが多くなった。

それに対して、本当の自分は違う!、なんて決して思わない。

だって、私が頑張ってなった姿を私は否定しないし、
本当の自分なんて、変わっていくものなんだから、
私は今の自分も過去の自分も、未来の自分も、
姿は違うけど、本当の自分である
、と断言する。

だから、あなたにも伝えたい。
何かになりたくて、努力する。

その時、無理だったらやめてもいいし、
無理でも進みたいなら、進んでもいい。

どんな自分だろうと、あなたはあなたであり、
本当の自分じゃない、と悩まないで。

「どんな自分になりたいか」は、何度だって、選び直せるから。

本当の自分とは、とても曖昧なもの。
固定する必要はない。
だからこそ、どんな自分に変わっていきたいかを選べる。

最後に:本当の自分、に縛られるな。

conclusion
あなたがこれから選んでいく自分が、たとえうまくいかなくても、
それでも「こんな自分でいたい」と願った気持ちに対して、
「本当の自分とは違う」と思わないでほしい。

だって、本当の自分なんて変わっていくものだから。
縛られる必要なんてない。

もし今、
「自分の考えに飲み込まれてしまいそう」だったり、
「気持ちの置き場が分からない」日々にいるなら──

もし今、
「自分の考えに飲み込まれてしまいそう」だったり、
「気持ちの置き場が分からない」日々にいるなら──

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ただ、「あ、自分だけじゃなかったんだ」って思える時間を、
一緒に見つけていけたらと思っています。

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